住まい手の声

性能も意匠も、楽しみながら住まいをつくる

性能も意匠も、楽しみながら住まいをつくる

 長岡市の中心部、駅に近い街中のエリアにお住まいを計画された S 様ご夫妻。
 直線的な外観の形に濃色のガルバリウムがよく似合う、きりりとした表情の住まいが完成しました。リビングにはサイドからの光を取り込む大きな吹抜けがあり、通りからの視線にはほどよく閉じながら、内に開放的な空間が広がります。重視されていたという性能面でも UA 値 0.29 の高い断熱性能を実現したお住まい。
 盛夏の日差しが眩しい季節、取材に伺い、家づくりを振り返ってお話を伺いました。

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家づくりを考え始めたのはどのようなきっかけでしたか。

ご夫妻: 子供がもうすぐ生まれることを考えると、今のアパートでは将来的にスペースが足りなくなると思い、まずは賃貸での住み替えを検討し始めました。ただエリアや広さなど条件ぴったりの物件はなかなか見つからず、それならばと家を持つことを考え始めたんです。


利便性のよい街中でのお住まいの計画、新しい土地がやや見つかりにくいエリアではないかと思いますが、土地探しはどのように進められたのでしょうか。

ご主人: 土地については、妻が関西出身で雪に慣れていないことや、通勤の面、また当初はマンションも考えていた中やはり戸建てをという思いで探し始めたので、駅の近くという条件は外せず、始めからエリアを絞り込んで探していました。
 そのため見つかるまでには時間が掛かったのですが、インターネットで毎日チェックし、現地を実際に何度も歩いて、空き地があれば不動産屋さんに問い合わせをし…と積極的に動いていた甲斐があって、この土地は情報が出る際に一早く不動産屋さんからお声掛けいただいて、決めることが出来たんです。

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たくさんの住まいの選択肢や会社がある中で、弊社を家づくりの際の候補に考えていただいたのはどんな経緯だったのでしょうか。

ご主人: 当初は、取得時のコストを重視して中古物件やローコスト住宅も選択肢と考えていたんです。
 ただ、もともと私は何でも調べたり考えたりすることが好きで、家に関しても動画や書籍など様々な情報を集めて検討しているうちに、より大切なのは長い目で見た時のコストパフォーマンスやそのための省エネ性能、長く資産となるような家を建てることではないかと考えるようになりました。
 そこで、高い断熱性能や日射遮蔽といった家の「性能」、それから「床下エアコンの実績があること」をキーワードに地域のビルダーを探し、行き当たった会社の一つが小出建設さんでした。

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そうだったのですね。その後実際弊社に家づくりをご依頼くださったのは、何が決め手になったのでしょうか。

ご夫妻: 資料の取り寄せやモデルハウス見学の後、具体的なご相談を数社にしていました。
 小出建設さんには土地の決定前からご相談していたのですが、契約前にも関わらず社長には不動産屋さんとの土地の交渉や契約に携わっていただいて、心強く、信頼を感じていたので、そんな人柄が決め手の一つになりました。

 それから家の性能の他に意匠や間取り、全体での提案に魅力を感じたことも大きな理由です。
 私達の考えていた性能を満たしているだけでなく、無垢の木や素材を活かした落ち着いた意匠、尖り過ぎず受け入れやすい間取りの提案など、トータルでの良さを感じて、小出建設さんにお願いしようという思いが固まっていきました。

奥様: モデルハウスに伺ったのが丁度冬だったのですが、暖房をそんなに強く効かせている感じではないのに心地よい暖かさだったことも印象に残っています。新潟の冬の寒さに不安があった中、その時に断熱性能や床下エアコンの快適さを実感できたことはとても良かったですね。

ご主人: 偶然ですが、実は友人にも小出建設さんで家を建てた方が居て、話を聞いていたこともまたよい後押しになりました。

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家づくりに当たり特にご要望されていたのはどんなことでしたか。

奥様: 新潟の冬はどうしても曇りがちな日が続くので、そんな中でも明るく、日当たりの感じられる家にしたいと考えていました。

ご主人: まずは性能を重視していたので、HEAT20 G2 以上の断熱性能をクリアすることが大きな条件でした。その上で、日射遮蔽の在り方や、冬の明るさも含めた外への開き方など、「この土地」に対して最適な家の提案をしてもらいたいと考えていて、プランを依頼する際にはどんな提案をいただけるのか楽しみにしていました。

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家の方向性が決まり、その後具体的に打合せが進んでいく過程で感 じられたことはありますか。

ご夫妻: 家づくりを進めていく中では、自分達でいろいろと調べて希望をお伝えするやりとりもとても楽しく感じていました。

 品番まで調べて仕上げ材をリクエストしたり、1センチ単位で収納の奥行を調整してもらったりと、細かな要望もたくさんあったので、担当の方にはご苦労を掛けたのではと思うのですが、それを「出来ません」と一つも否定することなく、「調べてみます」「こういう方法なら出来ます」と叶えていただいたんです。すごいことだなといつも感じていました。

 週末ごとに現場に来てその週の変化を見つけていたことも、人見知りの息子が担当の方にはとても懐いて自分から近づいて行ったことも、家づくりの間の嬉しい思い出です。
 こうして完成した今「あっと言う間に終わってしまった!」と少しさみしく思っているくらいです。

奥様: 家づくりを始めた頃は「それなりに住めたらいいか」くらいに考えていたのですが、私達の思いをそのまま叶えていただいて、今は「私達の大切なお城が出来た」という思い。本当に嬉しく感じています。

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お住まいが完成し、これからの暮らしの中で楽しみにされて いることなどをぜひお聞かせいただけますか。

ご主人: 性能を大切に考えて建てた家ですので、冷暖房を使う季節にどれくらい省エネ性能が発揮されるかは住んでぜひ体感したいと思っています。

奥様: 今持っている物の寸法に合わせて収納をたっぷり作っていただいたので、新しい家に納めていくことは楽しみの一つです。
 それから大きなものはこれまでスペースがなく置くことが出来なかったので、今度はツリーを置いたりもできるなと嬉しく考えているところです。

ご夫妻:  家具や照明は暮らしながらじっくり考えたいと思い、まだ全て揃えずにいます。新しい家に合うインテリアを探していくこともこれからの楽しみの一つですね。

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◆取材を終えて

 お会いする度に成長されているお子様の姿に思わず笑顔がこぼれた、和やかな取材の時間。何かしらの煩わしさもあるのではないかと思う家づくりの過程ですが、「自分達でいろいろ調べることも楽しくて」とお話くださる S 様ご夫妻の言葉に、私達も家づくりの「楽しさ」をあらためて思い、とても嬉しい気持ちになりました。
 S 様と家づくりをさせていただきましたこと、この場であらためて御礼申し上げます。この度は取材にご協力いただき、ありがとうございました!