住まい手の声

家全体が「お気に入りの場所」

家全体が「お気に入りの場所」

ご実家のゆとりある敷地に、趣ある和の庭を共有する形で新たにお住まいを計画されたS様。
テラスを囲んでリビング、ダイニング、キッチンをL字型に配置したLDKの間取りや、毎日の家事がしやすいゆったりとした水回り、家の中をぐるりと回遊できる導線が特徴的なお住まいです。
お引き渡しからまもなく一年となる、新緑の気持ちのよい季節に取材に訪問させていただきました。

家全体が「お気に入りの場所」
家づくりを始めたきっかけや弊社にお話をいただくまでの経緯をお聞かせください。

ご夫婦:  以前は叔母の持ち物だったビルに住んでいたのですが、古くなっていたこともあっていずれは自分たちの家をと考えていました。
 家づくりを具体的に考え始めたのは結婚10周年を迎えるころ。いろいろと内覧会などに足を運んで検討していた中で小出建設さんとも出会い、小出さんの家の木の雰囲気や、和を感じる切妻屋根の感じが私たちの思いとよく合っていました。見学の時にはよく話を聞いてもらい、その時に感じた人柄も決め手として大きかったと思います。

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家具やしつらえに和の物も多く、それがお住まいに馴染んで素敵ですが、当初から和の雰囲気の家を考えておられたんですね。

ご夫婦: はい。年齢を重ねて、自分たちの好みがその時々で変化してもしっくりくる家にしたかったんです。そう考えると今多く見るような現代的な四角い家よりは、切妻で屋根がしっかりとある和の趣の家がいいなという思いでした。

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設計にあたり、他に特にこだわっていたポイントはどんなことでしたか。

ご主人: まず和室があること、それから自分の居場所としての書斎スペースが欲しいと希望していました。収納や水回りについては妻に任せていました。

奥様: 以前の住まいは物干しのスペースが足りなかったり家族の物でリビングが散らかったり、家事がしやすいとはとても言えなかったので、家事導線と収納を特に使いやすくしたいと思っていました。それからダイニングは散らかりやすい場所なので、食事のスペースとくつろぐスペースを分けたいという希望もありました。

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書斎スペースや家事導線のよさを間取りに反映させたお住まいとなり、実際に暮らされていかがでしょうか。

奥様: この家に暮らしてストレスが減りました!キッチンとサンルームが近く、洗面と洗濯のスペースも分かれているので、料理の合間に洗濯ができたり、家族が洗面やお風呂を使っていても物干しができたりととても家事がしやすく、収納も充実しています。洗濯機の脇にスロップシンクを設けたのもやはりよかったなあと思います。子供の靴や、服の襟元を下洗いしたり、アウトドアのものを洗ったりとても重宝しています。

ご主人: 書斎スペースは個室でなく2階のオープンスペースなのですが、1階と2階に離れていてもいつも家族の気配を感じられるところがとてもいいなと思っています。

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テラスを囲んだL字型のLDKについてはいかがですか。

奥様: ダイニングは来客時でも少し視線が遮られる場所になるので、家族のプライベートなスペースという感じで気兼ねなく使えて気に入っています。息子がまだ小学生なのでダイニングのデスクで勉強をしていて、その様子を見ながら家事をできるのもいいですね。

ご主人: テラスは当初ウッドデッキも考えていたのですが、玄関と同じ砂利の洗い出し仕上げにしてもらったんです。少しコストは嵩みましたが(笑)質感もやはりよかったし、アウトドアが好きなのでテラスでバーベキューを楽しんだりもできて気に入っています。

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S様のお住まいは床断熱を二重にするなど性能面も重視した計画でしたが、実際に夏や冬を過ごされて住み心地はいかがですか。

ご夫婦: まさに夏涼しく、冬暖かい。本当に快適です。

奥様: 冬場、夜暖房を消して寝ても朝起きる時まで寒くないのがいいですね。以前は冬に裸足で家を歩くなんて考えられなかったのですが、知人に床暖房?と聞かれたことがあるくらい足元まで冷えません。

ご主人: 以前の住まいと比べて特に冬の光熱費もぐっと下がりました。

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家づくりを進めていく中でスタッフの対応についてはいかがでしたか。

ご夫婦: 打ち合わせでは内装なども一つ一つ丁寧に提案していただき、工事が始まってからも大工さんや現場担当の方も本当に熱心だと感じました。同世代で家づくりを進めていた友人からは業者さんとの打ち合わせがうまくいかないと聞くこともありましたが、そんなことは全くなく、安心してお任せしていました。

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もしこれから家を建てる方にアドバイスするなら、どんなことがありますか。

ご夫婦: 小出建設さんにお願いするといいよ!ということですかね。(笑)

奥様: 強いて言うなら、収納の奥行きが深くてスペースが余ってしまう箇所が少しあるので、はじめから何を入れるかもう少し具体的に考えて、ご相談してもよかったかなと思うことはあります。

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最後に、家の中で特にお気に入りの場所を教えてください。

ご夫婦: お気に入りと言うと、全部です。(笑)

ご主人: 挙げるとすると、玄関からホールを通ってLDKへ抜ける直線の感じが私は好きです。図面で見ていただけでは想像出来なかったのですが、家が完成してから、木の描く直線の雰囲気、その整った感じがいいなと思いとても気に入っています。

ご夫婦: 全体では、「こうしてほしい」と伝えたことをそれ以上の形にして実現してもらったと感じています。

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◆取材を終えて

取材に伺ったのは端午の節句も近い日で、床の間には息子さんの兜飾りと菖蒲の掛け軸が飾られていました。季節のしつらえをはじめ家具や整った収納、奥様のご実家からお持ちになったというピアノなど、家全体からS様が毎日の暮らしを楽しみ住まいに愛着を持っておられる様子が伝わってきて、私たちも本当に嬉しいひと時でした。
こうしてS様の住まいづくりをお手伝いさせていただきましたこと、あらためて御礼申し上げます。