先日12月半ばに長岡市でお引き渡しを迎えたお住まいをご紹介します。

古家を解体しての建て替えの計画で、広い一階にコンパクトな二階が載る二世帯のお住まいが完成しました。

すっと長く水平に伸びる一階の軒と妻側が正面に向く二階の屋根の形に、どこか和の印象を感じる外観です。

一階正面の外壁は塗り壁での仕上げ。職人の手仕事の跡を感じられる落ち着いた質感の外壁に、玄関脇の木の縦格子がよく似合います。

玄関を入ってすぐのところにも縦格子が。光りを通しつつ、プライベートな部屋への出入りが丸見えにならないように、ほどよく視線を遮る格子です。

居間とその隣の和室。

元のお住まいにあった欄間や、お仏壇前の建具を引き継いで、新しい中にも懐かしい雰囲気を感じる室内となりました。

長い年月を経たものの持つどっしりとした存在感は、新しいものとはまた違う良さだとあらためて感じます。

居間と別室として設けたダイニングキッチン。ダイニングセットを置いても少しゆとりある広さで、リビング兼ダイニングとしても過ごせるスペースです。

キッチンに向かって左隣、少し奥まった部分が冷蔵庫や家電を置ける収納スペースになっていて、物が多くなりがちなキッチン周りもすっきりと使えます。

帰宅してすぐに使える、玄関から近い位置に配置した洗面。

脱衣室にももう一つ洗面台を設けているので、家族の使いたい時間が重なりがちな朝などもスムーズに利用できます。

住み慣れた家の面影を住まいの中に残して、新しい暮らしへつないでゆくＳ様邸。

新しい家を建てるなら性能にもこだわりたいという思いも強く持たれており、UA値0.29、完成時C値0.2の高い断熱・気密の性能も確実に備えています。

Ｓ様、この度の竣工誠におめでとうございます！

hasegawa