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住まいのいろいろ

2026年1月27日(火)

こどもたちの居場所~子供部屋

年明けは東京で暮らしている長男が帰郷し、いつも夫が使用している書斎を滞在用に明け渡しました。とはいえ、その部屋はもともと息子の部屋だったので当然なのですが。家族の成長や変化で家もどんどん変わっていきますよね。そんなことも踏まえつつ子供部屋について書いてみました。

一般的に子供部屋で悩むポイントは
「何帖あればいいですか?」
「最初から個室にした方がいいですか?」
といった質問です。

実際の計画で多いのは、
1部屋あたり4.5帖〜6帖程度の子ども部屋です。
ベッド・机・収納を置くことを考えると、このくらいの広さが現実的です。また、最初から完全な個室にするケースもありますが、
将来の使い方を考えて可変性を持たせる計画も増えています。

例えば、
・最初は1部屋として使い、将来2部屋に分ける
・間仕切り壁ではなく、家具で緩やかに分ける
といった方法です。

子ども部屋が本格的に使われる期間は、
実はそれほど長くありません。小学校低学年までは、
リビングで過ごす時間が長く、
寝るためだけに使うケースがほとんどです。中学・高校になると、
勉強や趣味のために部屋で過ごす時間が増えますが、
その期間も6~8年程度です。なんだか短いですよね。

子ども部屋を考えるとき、
「今」よりも「これからどう変わるか」 という視点が大切かなと思います。子供部屋として使用しなくなった時、来客用にする、または書斎にするなどフレキシブルに変化できるとよいかと思います。

1,入り口を二つ設けるが、将来仕切る設計で、家族の変化に応じる。実際に弊社のお客様でも子ども部屋は将来に仕切る計画で、竣工時は出入り口は二か所設ける、こちらはよくあるケースです。

2,ロフトでつながった兄弟の部屋。兄弟の部屋。

3,男の子の部屋。洋服を収納するスペースもデッドスペースが生まれないように、可動棚を取り付けて。色も落ち着いたミントブルー。

4,女の子の部屋。マットピンクと自然素材のライト。

5,子ども部屋に面した絵本スペース↓

6,三人きょうだいの部屋。男女がいるので、各部屋を設け、ワークスペースと本棚は共有。

最初から子供部屋をしっかり設けるケース。プライベート空間は各自持ちつつ、ワークスペースは共同で交流を深めやすくするケースも。家族とのコミュニケーションを大切にしたいけれど、一人になる時間も必要です。異性の兄弟や年の離れた兄弟におすすめです。

また、子ども部屋は「広さ」より家族の気配を感じられることも大切です。リビングにワークスペースを設けたり、読書はフリースペースでするなど、個室にこもりきりにならないような間取りのご提案もしています。

子どもが安心して過ごせる環境は、間取りの工夫から生まれることも多いのです。ちょっとした居場所がリビングにあることで、子どもたちのリビング滞在時間は長くなるもの。その安心感や過ごしやすさが情緒の安定感につながります。


↓大きな部屋に二段ベッドや家具などで仕切りをし、共同で過ごす。

↑また子供部屋がまったく個々に設けられないご家族もいらっしゃいますが、各自ちょっとしたスペースで自分時間を楽しむようにすることもできます。個々に設けられなくても、ワークスペースや部屋の一部をプライベート空間にして、「居場所」をつくりやすいように設計段階で考えることもできます。

↑男の子の部屋。好きなもの、コレクションがいっぱい。楽しそうです!

先日、お久しぶりの施主様からコメントいただきました。

「子どもたちは中高校生になってもリビングが大好きで、いつもきょうだいで寛いでいます。家族みんな別々のことをしていても、一緒にいられる空間が幸せ。」とコメントいただきました。そんなお話を聞いて、本当にうれしく思いました。本物の木の家の心地よさ、お子さんたちは感覚で知っているのかもしれませんね。

我が家の息子も年明けには東京に戻っていき、子ども部屋はまた夫の書斎になりました。でもドアの「OOの部屋」という手作りのプレートは今もそのまま。たくさんの思い出だけおいて、こどもは巣立っていくものです。いつか夫婦二人になったら、次男の子供部屋は私の書斎にしようかと思っています。笑

/kaoru