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施工事例紹介

2023年10月30日(月)

小上がり畳と、のびのびとした勾配天井の住まい

9月に長岡市内にてお引き渡しを迎えたお住まいをご紹介します。

1階がゆとりある広さで、上に2階の載らない部分になだらかな下屋が架かる外観。

角地の見晴らしのよい立地のため、庭の外側には板塀を設け、周囲の通りからの視線を適度に遮っています。

LDKへ進んでゆくと畳の小上がりが。その奥に屋根に沿ったゆとりある高さの勾配天井のリビング・ダイニングが続きます。

リビングから外を望むと、緑と広い空。

長岡市内でも高台に位置する土地で、窓から見える並木の向こうには自然豊かな山の風景が広がっています。

小上がりの畳スペースから室内へ向かったところ。

床と天井、腰壁、建具と、木の質感を感じられる面積が多く、室内がとても柔らかな雰囲気です。

キッチンとダイニングは横並びのレイアウト。

天井の高いダイニングは実際の広さ以上にゆったりとした空間に感じます。

ダイニングの隣にデスクコーナーを設け、その一角(格子部分)を床下エアコンのスペースとしています。

キッチンは対面型で、作業面を造作収納の棚で隠すレイアウト。

家族で使う日常の小物や書類など、リビング周りでも何かと必要な物は多いので、収納力のある棚があるととても重宝します。

小上がりの開口は大きくとりつつも掃き出し窓にせず、畳に座った時に落ち着きを感じられる高さに。

一角には小さめの板の間を設けて、季節の花を飾ったりしても楽しい場所ができました。

緑豊かな周辺の雰囲気とどこかつながるような、木の温かみを感じるやわらかな空気が流れるS様邸。

断熱性能はUA値0.28、気密はC値0.2と、断熱・気密の面でも高い性能を実現しています。

下屋のある住まいの形は総二階の場合よりも家の外形に出入りが出来るため、気密の面ではより施工を確実に行わないと気密性能の低下を招きやすい面がありますが、竣工時の測定で C値0.2と、非常に高い性能を実現しています。

S様、この度の竣工誠におめでとうございます!

hasegawa